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【社員インタビューvol.22】「ものづくりが好き」―REALIZEで磨く、加工の技術と責任感

今回は、REALIZE株式会社 生産本部 製造部 加工グループで活躍するMさんをご紹介します。
2021年に新卒で入社し、現在は部品加工を中心にものづくりの現場を支えています。
仕事内容や職場の雰囲気、仕事のやりがいについて、率直な思いを語っていただきました。
Mさんの主な担当業務
―Mさんの担当業務について教えてください。
私の主な仕事は、マシニングセンターという工作機械を使って、鉄やアルミニウムのブロックや板材を削り、部品を加工することです。
使用する材料は前工程の材料班が用意してくれたもので、それを加工し、次の工程である管理班へつなぐまでが、私たち加工グループの大事な仕事です。
加工の段取りや切削工具の管理、加工方法の検討など、細かな業務も多く、繊細な判断が求められる仕事です。


ある日のスケジュール
07:30 出勤
マシニングセンターの暖機運転やメールチェック、午前中の加工の段取り確認
08:00 朝礼
08:05 業務開始
12:00 ランチ
13:00 午後からの段取り確認、メールチェック
13:05 業務再開
16:30 退勤後に動かすワークの段取り
16:45 翌日の業務準備
17:00 退勤


入社のきっかけと1年目の経験
―入社の決め手は何でしたか?
私は高校の部活動で、フライス盤や旋盤などの汎用工作機械のほか、マシニングセンターやワイヤー放電加工機を扱っていました。
機械を操作し、自分の考えたものを形にすることがとても楽しく、加工した部品を組み合わせて一つの作品をつくり、大会に出場する経験もできました。
ものづくりが好きだった私は、社会人になってからもさまざまな製品を手がけたいと思っていました。
そんなときに出会ったのが、REALIZEです。完全一貫体制でスケールの大きな加工に取り組んでいる点や、当時取得していた資格を活かせる環境にも魅力を感じました。
いろいろな要素がありましたが、最終的に入社を決めた一番の理由は、やはり「ものづくりが好き」という気持ちだったと思います。
―入社1年目で大変だったことはありますか?
やはり、仕事を覚えることが大変でした。
新しい知識を次々に吸収しなければならず、上司の方々に「この考え方で合っていますか?」と確認をお願いしたり、進捗が半分ほど進んだ段階で一度見てもらったりと、慣れない作業が続き、とても忙しい毎日でした。
そのため、最初のうちは「上司の仕事についていく」というよりも、「自分の担当業務を一つひとつ覚えていく」ことに精一杯だった記憶があります。
現在の仕事への想いと姿勢
―仕事をする上で大切にしていることは?
丁寧さと効率のバランスを取ることを大切にしています。
丁寧すぎると仕事の進捗に遅れが出てしまいますし、逆に効率を重視しすぎると、加工後の手仕上げが間に合わなくなり、ミスが発生することもあります。
そのため、「どこを丁寧に仕上げるべきか」「どこでスピードを意識すべきか」という判断を常に意識しながら、ちょうどよいバランスを見つけて作業に取り組むよう心がけています。

―仕事のやりがいやうれしかったことは?
当社では、大型の装置や金型を製作しています。こうした製品を正確に組み立てるためには、精度の高い治具(※製品の基準となる部品)が欠かせません。私の担当業務のひとつが、この治具の加工です。
治具は、穴の位置やカットがわずかでもずれてしまうと使い物にならず、ほぼすべての加工箇所に幾何公差(※図面上の精度指示)が求められます。また、熱による膨張なども考慮しながら、精密に仕上げていかなければなりません。
特に私は、加工グループの中でも比較的大きな部品を担当することが多く、治具のサイズが大きくなるほど熱膨張の影響も大きく、精度を出す難易度が上がります。そのため、大きな治具を仕上げるには1週間以上かかることもありますが、無事に加工を終えたときの達成感はとても大きく、やりがいを感じる瞬間です。


―今後の目標はありますか?
今よりも幅広い作業を担当できるように、資格の取得や研修などを通じて、さらに知識と技術を高めていきたいと考えています。
―業務で必要な資格はありますか?
フライス盤検定や旋盤検定などの技術系資格を取得しておくと、仕事をよりスムーズに進めることができます。
職場の雰囲気・会社の印象
―職場の雰囲気はいかがですか?
明るく柔軟な雰囲気の職場だと感じています。
昼休みには上司ともよくコミュニケーションを取りますし、誰かが体調不良のときには、周囲がすぐに気づいて自然とサポートに回ってくれます。
とても働きやすい環境だと思います。
―会社のいいところや強みは?
とても高い柔軟性があるところだと思います。
急ぎの案件や難易度の高い仕事が入った際にも、迅速に対応し、周囲と協力しながら取り組む姿勢が全社的に根づいています。

ワークライフバランス・オフの過ごし方
―出張や残業はありますか?
出張や残業はありますが、ライフスタイルに合わせて働き方を調整できる環境です。メリハリをつけながら、無理のないペースで働くことができています。
―ワークライフバランスのコツは?
仕事だけにとらわれすぎず、しっかりと自分の時間を確保することだと思います。
そのためにも、プライベートで夢中になれる趣味を持つことが大切だと感じています。
―すきなもの・オフの楽しみ
最近は、少し凝った料理を作ることにハマっています。チャーシューやラーメンなども、一から手づくりしています。
―大切にしているモットーは?
無理をしすぎないこと。そして、常に心に余裕を持つことを大切にしています。
学生時代の経験・就活中の方へのアドバイス
―学生時代は何に夢中でしたか?
未来ロボット工学研究部での活動に熱中していました。
ロボットを作るために、機械の仕組みや材料の特性を調べたり、日常の中に製作のヒントがないか探したりと、常に何かを考えていました。今振り返ると、これまでで一番、時間と労力を注いだ経験だったと思います。
―担当業務はどんな人に向いていると思いますか?
やる気や集中力のスイッチをうまく切り替えられる人だと思います。
作業に集中する時間と、気持ちを切り替えてリフレッシュする時間のメリハリが大切な仕事です。

―業界を目指す人へのメッセージ。どんな勉強をしておくといいですか?
さまざまな材質の特性について学んでおくと良いと思います。
材質の性質を理解していれば、工具の使用速度や回転数の目安が自然とわかるようになり、そこから周速度や回転速度を計算できると、より良い加工につながります。
また、角度を求める際に三角関数の知識も役立つため、基本的な数学の勉強も大切です。
―このインタビューは、REALIZEの採用チームが運営するInstagramでもご紹介しています。
就活生へアドバイスをお願いします。
資格は必ず強みになりますし、きっと自分自身を助けてくれます。どんな資格でも、ぜひ前向きに挑戦して、より多くの知識を身につけてください。
入社してから1年以内に活かせることもあれば、2年目以降に役立つ場面がある資格もあります。
社会人になってから新たな資格を取得するのは簡単なことではありませんが、今のうちから努力する習慣を身につけておけば、将来、仕事と資格勉強の両立も自然とできるようになります。
頑張ってください。応援しています!

―Mさん、ありがとうございました!
※インタビュー内容、役職、所属は取材当時のものです。
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REALIZE株式会社 (https://www.realize-fig.jp/)
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